子供のむずむず脚
Kids
むずむず脚証拠群は多くの場合,睡眠の問題を伴うことから,睡眠障害国際分類第3版では睡眠関連疾患として位置づけられています。大人だけではなく小児においてもむずむず脚症候群は見られます。小児の有病率は2%-4%と言われています。
寝ようとすると起きて歩き回ったり、常に足を動かしたり、ベッドで寝返りを繰り返したりするなどの動作が見られます。
原因
Cause
この疾患が起こる原因やメカニズムについては、まだはっきりとは解明されていません。
家族歴がある場合の他に、血液中の鉄分不足、脳内の神経伝達の問題、「成長痛」との関連など様々な要因が考えられています。
当院では、35歳以前に発病した若年型むずむず脚に限るとその割合は4割に上ります。特に遺伝学的に第一度近親者と呼ばれる実の親と実の子供にむずむず脚のあることが多いのです。
診断
diagnose
子どものむずむず脚症候群は、保護者による症状の説明から診断します。
また血液検査や尿検査を行って、貧血、鉄欠乏症、腎疾患や肝疾患など、原因になりうる病気がないかを調べます。
この他にも、睡眠ポリグラフ検査も有効です。これは、睡眠中の脳の活動、心拍数、呼吸、筋肉の活動、眼球の動きをモニタリングします。夜間の就寝中にビデオ撮影を行って、四肢の動きを記録することもあります。
治療
Treatment
大人と同じように薬と日々の対処法を併せた方法で治療に臨みます。
しかし、小児の場合は鉄分が不足している事が原因の事もあります。
その場合は鉄分を補って、改善が見られることもあります。
