〒467-0054 名古屋市瑞穂区丸根町1-8 052-831-9970

妊娠中のむずむず脚

WEB予約

052-831-9970

WEB予約

  • ホーム  >  
  • 妊娠中のむずむず脚

妊娠後期、眠れないのはなぜ?
pregnant woman

妊娠中はお腹が大きくなって苦しい、頻尿・尿漏れ、ストレスから眠れない事もありますが、妊娠最後の2~3ヶ月では、約15%の方にむずむず脚症候群の症状が見られます。その他にも鉄欠乏性貧血の方、腎不全で透析中の方、末梢神経に障害のある方に起こりやすくなります。

原因
Cause

妊娠自体がなぜ本疾患になるかはやはりよく分かっていませんが、妊娠すると鉄欠乏になりやすくなることや女性ホルモンの増加によるドパミン系への影響、そして神経が圧迫されやすくなることなんかが関係しているのかもしれません 。
また、カフェインを取ると鉄分の摂取を阻害しますので、コーヒーを飲む方ですと鉄分不足に陥りやすいのでこれも原因となる事があります。

実は女性の方が多い!?
Actually

男性よりも女性のほうがむずむず脚症候群に悩まされる人が多く、高齢者(60歳以上)では若年者の2~3倍多いのが特徴です。女性の場合には一時的に妊娠中にも増えます。
一般的に有病率が1.4%であるのとくらべ、妊娠すると4.5%、さらに妊娠中でもタバコやアルコールを控えない場合には10.2%と倍増します。
妊娠でむずむず脚症候群になる場合、妊娠3~4か月から始まり、もっとも多いのが妊娠8か月頃。臨月には症状が良くなり、分娩すると症状がなくなります。
妊娠中におきるむずむず脚症候群は、3~5か月で治る一時的なものですが、寝つけなかったり、睡眠時間が短くなってしまったり、熟睡できなかったりと睡眠不足の原因になりかねません。

予防と対策
Prevention and countermeasures

喫煙、アルコール、カフェインを避ける

就寝前のアルコールや喫煙、カフェインなどはむずむず脚症候群の症状を増強します。さらに眠りの質も下げてしまいますので、胎児への影響も考え妊娠期間中は避けるようにしてください。

鉄分・葉酸を補う

女性に多い貧血。貧血になるとむずむず脚症候群になったり、月経周期に伴って、むずむず脚症候群の症状がでる人もいます。
普段からレバー、ほうれん草、小松菜など鉄分を多く含む食品を食べることで貧血の改善と同時にむずむず脚の予防ができます。をお勧めします。特に妊娠中は鉄分と葉酸が不足がちになりますので意識的に食べるようにしてください。
食事だけで鉄分を補うのが難しい場合はサプリメントなどを活用してください。

ストレッチや運動をする

足を動かしたり、マッサージしたりすると足の不快感がよくなります。
ストレッチや運動で、足を動かしてから布団に入ると症状がやわらぎます。夕方に30分程度、軽めのウォーキングをしたり、入浴の際に足をマッサージしたりするのも有効です。

トップに戻る