その脚の違和感…
もしかしたらと感じたら
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Restless Legs Syndrome check
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医学博士 久米 明人 Akito Kume
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むずむず脚症候群専門サイトの開設にあたって
27年前、1995年にアメリカでむずむず脚症候群の患者団体によるホームページが開設されました。そして治療方法を探す患者さんと医療従事者に対するこの病気の啓発活動が始まりました。その後2005年に欧米で最初のむずむず脚症候群治療薬レキップが発売されました。製薬会社によるテレビコマーシャルが始まり、むずむず脚症候群は“最も多いが最も知られていない病気”として、欧米では世間一般に広く知られるようになりました。
ところがむずむず脚症候群の啓発が進むにつれて、奇妙な病名と症状から一般の人々にこの病気が誤解される事例が多く出てきました。特に医療ジャーナリズムからは製薬会社が利益をあげるために作り出した病気と批判されて、患者さんまで肩身の狭い思いをすることがありました。
日本では、欧米から5年遅れて2010年に最初のむずむず脚症候群治療薬ビシフロールが承認され、製薬会社による宣伝活動が始まりました。さらに2012年にレグナイト、2013年にはニュープロと2剤の治療薬が発売されました。そして3つのむずむず脚治療薬による宣伝合戦が始まる前に、医療ジャーナリストの目に留まるように、私は「むずむず脚のカラクリ」という単行本を書きました。私がその本を書いた目的は、欧米が経験した混乱を紹介して日本での無用な混乱を避けることでした。幸い日本ではむずむず脚症候群の啓発に伴ってこの病気を批判する医療記事が出ることは全くなく、私の危惧は取り越し苦労に終わりました。
さて、あれから10年が経ち、日本でもむずむず脚症候群の診療は広く一般に行われるようになりました。むずむず脚症候群の診療が身近に行われるようなった一方で、医療に伴う新しい問題も浮かび上がってきました。むずむず脚症候群の患者数が多く、診療体制と臨床研究で先行するアメリカでは、幅広い様々な患者さんに対して、より安全に長期間の治療が継続できるように、2021年にむずむず脚症候群治療ガイドラインが改定されました。
欧米で浮かび上がった課題は、日本でも遅れて必ず持ち上がってきます。その時に患者さんが迷わないように、今回むずむず脚症候群専門サイトを立ち上げて最新の情報を紹介することにしました。
2022年7月
Restless Legs Syndrome